サバゲーで最も重要なことの一つに「目の保護」があります。
これは世界中、どこのサバゲー(air soft)であっても同じで、目の保護を中途半端にすると取り返しのつかない事故に繋がることもあります。
そこで今回はサバゲーで使用するゴーグルの選び方やおすすめのゴーグル、そしてゴーグルを使用する際に悩む「曇り」の解決策について解説していきます。
サバゲー用ゴーグルを選ぶ際に重要な3ポイント
ポイント1:強度が保証されていること
サバゲー用ゴーグルを選ぶ際に最も重要なのは強度です。
世の中には実験用のものやスキー用のものなど多くの種類のゴーグルがあり、値段も数百円のものから数万円のものまで様々です。
基本的に「JIS規格」「ANSI規格」に適合している旨が記載されているもの、工具のサンダーを使用する際にかけるものと記載されているもの、防弾性のものは大丈夫です。
「サバゲー用」「ペイントボール用」は中には粗悪なものも含まれており、1発当たるだけで壊れるものはまずありませんが安全性を考えると東京マルイやサンセイ、Dyeといった既に何年も使用されていて事故が起こっていないメーカーのものを使う方が良いです。
ポイント2:ズレて隙間ができないこと
強度が保証されているゴーグルの中でも、通気性を確保するためにBB弾より大きな隙間が空いていたり顔にフィットしないサイズのものや、ゴーグルに固定用のゴムバンドが付いていなかったりする場合がありますよね。
そういったゴーグルですと、サバゲー中にゴーグルがずれたり隙間からBB弾の破片などが中に飛び込んでくる可能性があり大変危険です。
ゴーグルを使用する際は顔にあっていること、隙間がないこと、バンドが劣化していないことを確認してから使用しましょう。
また「隙間がある」という点ではメッシュゴーグルはどうかということになりますが、メッシュゴーグルはBB弾の破片が飛び込む可能性があります。
メガネをかけているなど、メッシュの内側にもう1枚目を守れるものがある方以外にはあまりおすすめしません。
ポイント3:曇りにくいこと
サバゲー中にゴーグルが曇るとゲームの続行が難しくなったり、暗いインドアフィールドだと足元が見えずに転倒したりする可能性があります。
そのため、ゴーグルが曇らないことはサバゲーを楽しむためには重要な要素です。
曇り止め加工付きのものやファン付きのゴーグルを買ったり、曇りにくいように加工するようにしましょう。
サバゲー用ゴーグルの3つの種類を解説!
サバゲー用のゴーグルには大きくわけて次のものがあります。
サバゲー用ゴーグルの種類
- 密閉式ゴーグル
- フルフェイスゴーグル
- シューティンググラスにガスケットとバンドを付けたもの
種類1. 密閉式ゴーグル
いわゆる「ゴーグル」です。
この形のものは目を防護する性能は非常に高く、普通のメガネをかけている方も使いやすいため、サバゲーで最も使われているのはこのタイプです。
ただ、曇りやすいのとレンズが汚れた際に視界が悪くなるのが欠点なので、使用する際は曇り止めとレンズクリーナーを容易するのがおすすめです。
また、密閉式ゴーグルのレンズ部分が金網になっているタイプのものもあります。
こちらは防護範囲は密閉式とほぼ同じで金網のため曇る心配もないですが、金網のせいで視界が暗くなる、直撃したBB弾の破片が飛び込む等の可能性があります。
種類2. フルフェイスゴーグル
密閉式のゴーグルに、顔を守るためのプロテクターが一体となったものです。
顔全体を守ることができるので、交戦距離が短いインドアフィールドやCQBフィールドではこのタイプ以外のゴーグルの使用を禁止している場所もあります。
防護面積は広いですが曇り止めでは対応できないぐらい曇りやすいため、このタイプのゴーグルをメインで使用する方は送風ファン付きのものの購入がおすすめです。
種類3. シューティンググラスにガスケットとバンドを付けたもの
防弾性能があるシューティンググラスにメガネと顔の隙間を埋めるパーツ(ガスケット)とゴムバンドを取り付けたものです。
気密性が低いので曇りにくく使用しやすいのですが、ゴーグルとしては簡易的なもので防御範囲も狭いため、性能より見た目を重視する方が使用していることが多いです。
このタイプのものを使用禁止としているフィールドも多いので、使用する際は予備のゴーグルを持っていくことをおすすめします。
サバゲー用ゴーグルのおすすめ10選!【かっこいい】
ここからはサバゲーで使用できるおすすめのゴーグルを紹介していきます。
またメガネの上からゴーグルを使用したい方はこの項目の次にメガネ併用に特化した項目を設けているので、そちらをご覧ください。
サバゲー生活には必須!持っていないならまず購入
サバゲー用ゴーグルの定番、サンセイ社製のフルフェイスゴーグルです。
20年以上前からサバゲーで使われているシリーズで、サバゲーをテーマにしたマンガなどでも度々登場しています。
このゴーグルは価格が安く防御面積が広いことから、多くのフィールドでレンタル用のゴーグルとして使われています。
メガネも併用可能なので初心者からベテランまで1つは持っていて失敗しないゴーグルです。
軍用ゴーグルが欲しい方におすすめ
フランスの安全メガネメーカーBOLLE社製のゴーグルです。
多くの特殊部隊で使用されているもので、サバゲーで使用しても問題ない強度を持っています。
値段は少し高いですが、通気性が良く曇りにくい設計になっているのでサバゲー中のレンズ曇りなどに悩まされることはなく、値段なりの性能を持っています。
度付きゴーグルが欲しい方におすすめ!
EDGE TACTICALのフルセット
EDGE TACTICAL社製のゴーグルセットです。
ゴーグルのメンテナンスセットや度付きゴーグルにするためのインサート(ゴーグルの内側に取り付ける用のメガネフレーム)がセットになっています。
ケースと交換用のスモークレンズも付いているのでお得です。
メッシュ素材のゴーグルならこれがおすすめ
サンセイ製のメッシュゴーグルです。
レンズ部分がメッシュになっている以外はサンセイの通常のゴーグルと同じです。
メッシュタイプのゴーグルに中にはメガネのような形でメッシュと眼球の距離がかなり近いものもありますが、被弾したときのことや破片が入るリスクを考えると、本品のように少しでも目から遠い位置にメッシュがあるものが良いです。
メッシュタイプのゴーグルはフィールドによっては使用が禁止されている場合があるので、使用前に必ずフィールドレギュレーションを確認してください。
本格派ゴーグルが欲しい方におすすめ
アメリカのレンズメーカーSWANSとサバゲー用品メーカーのライラクスがコラボした商品で、サバゲーフィールドで使用することを前提に作られた本格派ゴーグルです。
着脱しやすいバックル式のゴムバンドや曇り止めようの通気穴、顔と接触する部分は汗を吸収する素材にするなど、サバゲーで使用するさいにあると便利な機能が揃っています。
ミルスペック対応のゴーグルならこれ
米軍ご用達のメーカー、ESS社製のゴーグルです。
多くの国の軍隊で使われており、信頼性はかなり高い製品です。
その分値段も高いですが、特に米軍装備を目指す方には必須といえるアイテムです。
小型ゴーグルを使いたい方におすすめ
こちらも米軍御用達メーカー、ワイリーX社製のゴーグルです。
スポーツ用メガネのような形をしており、付属のガスケットを取り付けることでゴーグルのように確実に目を守ってくれます。
防弾レンズを使用しているのに加えて独自の曇り止め加工や透明・スモークのレンズを交換できる構造など、値段に対してかなり多様な機能が付いています。
普段使いのサングラスとしても使用できるのでかなりお買い得です。
安価なゴーグルが欲しい方におすすめ
東京マルイ製のサバゲー用ゴーグルで、ゴムバンドはついておらずメガネのように耳にかけて使うタイプのものです。
隙間があることや激しい動きで外れる可能性があることからサバゲーでの使用はあまりおすすめできませんが、部屋撃ちやシューティングレンジで銃の調整をする際などに最適です。
スコープの調整やゲームの観戦をする際はゴーグルよりもこのタイプのものの方が楽なので、1つ持っていても失敗しません。
スポーティなサバゲーをする方におすすめ!Dye製のペイントボール用ゴーグル
ペイントボールなどで使用されるフルフェイスゴーグルで顔全体を防護する形状と広い視界が得られるゴーグルです。
値段は軍用ゴーグルなどと同じぐらいですが、こちらはスポーツに特化しているため、競技としてサバゲーを行う方にはおすすめです。
ただしこのゴーグルだとアイアンサイトを覗くのが難しくなるため、精密に狙いたい場合はドットサイトやスコープをハイマウントで取り付けるかストックがマスクに干渉しない銃を使用する必要があります。
安価で高性能なフルフェイスが欲しい方におすすめ
海外のサバゲーやペイントボールをする方がよく使っているフルフェイスのゴーグルです。
バリの処理などは値段相応ですが、顔全体を防護できる構造で170°の視野を得られるレンズが付き、また海外の高威力環境でも使われている強度があるという値段に対して破格の性能を持っています。
【曇らない】メガネ対応・併用可のサバゲーゴーグルならこれがおすすめ!
ここからはメガネ対応のゴーグルを紹介していきます。
どれもメーカーがメガネの上から着用可能として販売しているもので、よほど大きなメガネでない限りは問題なく着用できます。
メガネ対応ゴーグルの定番!迷ったらこれ!
安全メガネメーカーBOLLE社製のメガネ対応セーフティゴーグルです。
数年前から日本国内に流通し始め、今やメガネユーザーの定番ゴーグルになっています。
レンズの強度はサバゲーで使用しても問題ないもので、さらに曇り止め加工やキズに強い加工がされたものなのでコストパフォーマンスはかなり高いです。
ただし冬場はフェイスガードなどと併用するとレンズが曇りやすくなるので、前もって曇り止めを塗る方が良いです。
フルフェイスゴーグルが欲しい方におすすめ
サンセイ製のゴーグルでメガネに対応するようにレンズ部分が大きくなっています。
また頬の部分がメッシュ状になっているため、吐いた息がそこから外部に逃げるためレンズが曇りません。
メガネとフルフェイスのゴーグルを併用するとメガネに息が当たって曇るということはよくあるので、それを解消できる本品は非常に使いやすいです。
ファン付きゴーグルが欲しい方におすすめ
東京マルイ製のフルフェイスタイプのゴーグルです。
ゴーグルの曇りを解消するための送風ファンが取り付けられており、ゴーグルの曇りを緩和できます。
東京マルイ製なので信頼性も高いため、ファン付きゴーグルで悩んだ場合はこれを購入することをおすすめします。
メッシュタイプのゴーグルが欲しい方におすすめ
サンセイ製のメッシュタイプのフルフェイスゴーグルです。
視界は若干暗くなりますが、メガネが曇る要素がない非常に良いゴーグルです。
メッシュタイプは裸眼で使うのは少し不安がりますが、よほどのことがない限り金属製のメッシュを抜けてメガネも超えて目に弾や破片が当たるということはないでしょう。
実物志向の方におすすめ
安全メガネメーカーBOLLEがSWAT向けに開発したゴーグルです。
軍用防弾規格に基いて作られたレンズには曇り止めの加工がされているほか、ゴムバンドもヘルメットの上から着用する場合などこ考慮して作られておりかなり完成度が高い製品です。
サバゲーでのゴーグルの曇りを解消!おすすめの曇り止めを紹介
ゴーグルを使うと夏は汗や吐いた息で、冬は温度差で結露してレンズが曇ってしまいます。
そのため、ゴーグルと併せて次のようなものを買っておくと便利です。
安価で使いやすい曇り止め
水泳のメガネに使うような曇り止めです。
数滴レンズにたらし、それを塗り広げて使います。
メガネと併用する方でメガネにも曇り止めを塗る場合、塗る際の加減や目の状態によっては視界がゆがんだり目が痛くなったりする可能性もあります。
そのため、いきなりフィールドで塗るのではなく、前もって家で確認してから使用する方が良いです。
高品質な曇り止め
バイクのフルフェイスヘルメット用の曇り止めです。
人の命に関わる部分に使う目的のものだけあって、少々高いですが曇り止め効果は非常に強力です。
容量が少ないように見えますが、一度に使う量は数滴なので1本で1年以上使用できます。
サバゲー用のファン付きゴーグルは自作できる!? 自作動画まとめ
ファン付きゴーグルは自作可能!
ファン付きゴーグルは自作可能です。
部品の大半はネットで揃えることができ、ちょっとした工作でファン付きにできるのでぜひチャレンジしてみてください。
自作例1:安価で強力な自作ゴーグル!
こちらの方はサンセイのゴーグルをベースにして、ファンを2つ取り付けている動画です。
とても丁寧に解説してくださっているので、この動画を見れば初心者の方でも自作することができると思います。
この動画の方のようにサンセイのゴーグルを改造する方は非常に多いので、ぜひ参考にしてみてください。
自作例2:見た目にもこだわる改造ゴーグル!
こちらの方はボレーのゴーグルをベースにして小型ファンを2個取付+外見も改造しておられます。
外見の変更は少し難しいかもしれませんが、ファンを取り付ける工程は真似しやすいと思います。
はんだ付ができない方にはこれ!
ここまでファンの取付について紹介してきましたが、ファンの取付は基本的にはんだ付けができる前提で話が進んでいます。
しかし、実際のところはんだ付けはできない方は世の中に大勢います。
そんな方々におすすめなのがこちらのUSBファンです。
このファンは初めからUSBがついており、スマホ用のモバイルバッテリーをつなぐことで動かすことができます。
ゴーグルへの取り付け方は動画のようにし、電源の部分だけモバイルバッテリーを使うようにすればお手軽にファンを取り付けられます。
はんだ付けができない方はこちらを使ってチャレンジしてみてください。
サバゲー用ゴーグル選びは超重要です
サバゲーではゴーグルは銃よりも重要なアイテムです。ゴーグル選びを失敗すると最悪失明します。
ゴーグルを購入する際は多少値段が高いと思っても、信頼できるものを買いましょう。
またゴーグルの曇りはサバゲーの大敵です。曇り止めやファンを使ってゴーグルが曇らないようにして使用してください。
この記事が皆さんのサバゲーライフの向上に繋がれば幸いです。